記事一覧
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遺言・相続
家族信託(民事信託)制度のメリットデメリット
今回は信託について話をしていきます。なお、銀行や信託会社が提唱する信託とは違うため、ご容赦下さい。 家族信託(かぞくしんたく)は、資産管理や相続に関する問題を解決するための法律的な仕組みです。特に、認知症などにより資産管理が難しくなる... -
雑談
成年後見制度と介護保険制度についてと関係性
成年後見制度と介護保険制度は、高齢者や障がいのある方々の生活を支えるための重要な制度ですが、それぞれの目的や役割が異なります。ただし、これらの制度はしばしば相互に関連し、組み合わせて利用されることが多いです。以下で、両者の関係について... -
雑談
資産凍結リスクの予防や対策
文章の口調が違いますが、前回の続きとして書きました。気になる方は前回をご覧下さい。 資産凍結のリスクは、主に本人が認知症や事故などで判断能力を失った場合に生じます。金融機関では、本人の判断能力が失われたことが確認されると、財産保護... -
雑談
成年後見と任意後見の違い
今回は成年後見と任意後見の違いを簡単に書いていきます。 成年後見と任意後見は、どちらも判断能力が不十分な方を支援するための制度ですが、それぞれの仕組みや利用方法に違いがあります。以下に、両者の主な違いを説明します。 1. 成年後見 成年後... -
雑談
意思能力や判断能力の低下による資産凍結のリスクについて考えてみる
タイトル通り、意思能力や判断能力の低下による資産凍結のリスクについて考えてみる。個人の考えがはいっているので雑談程度に見ていただきたい。 認知症や脳梗塞、脳出血のような後天的な病気や障がいから、先天的な病気などで意思能力や判断能力が低... -
雑談
尊厳死宣言とDNR
尊厳死とは、治療が不可能な病気にかかっており、意識を回復する見込みがない患者が、本人の意思に基づいて延命治療を中止して自然な死を迎えることです。自然死や平穏死とも呼ばれ、生きることの放棄ではなく、健やかに自分らしく生き、尊厳を保って... -
遺言・相続
公正証書遺言で目が見えない人、耳が聞こえない人、声を出せない人はどうするのか
長崎県諫早市の土地家屋調査士・行政書士の尾上健太です。 身体上に不自由が生じ、ご自身の意思を伝えることが難しい方でも、公正証書遺言書を作成することができます。公正証書遺言を作成するときに必要なのは、遺言を作成する能力であり、意思能力です... -
雑談
寄与分獲得の難しさ。親の介護の対価は相続で求めてはならない。
『寄与分』とは、共同相続人の中に被相続人の財産維持や増加に貢献した相続人が、遺産分割で法定相続分よりも多く財産を相続できる制度です。共同相続人以外の寄与分を『特別寄与分』といいます。 例えば、兄弟姉妹は3人で、長女の私だけが、親と同居... -
遺言・相続
自筆証書遺言と公正証書遺言は結局どっちがよいのか
長崎県諫早市の土地家屋調査士・行政書士の尾上健太です。 今回は自筆証書遺言や公正証書遺言は私的にはどちらがおすすめなのかを書いていきたいと思います。 自筆証書遺言について 自筆証書遺言のメリットとして ・費用がかからない・好きなときにいつで... -
遺言・相続
遺言や相続で必ずおさえておく法定相続人と法定相続分
長崎県諫早市の土地家屋調査士兼行政書士の尾上健太です。 今回は遺言や相続で必ず抑えておく法定相続人と法定相続分について書いていきます。 相続人 法定相続人とは、被相続人が死亡し、相続が開始になったときに、財産を相続する権利を有する人のこと...